マンジャロ(糖尿病治療薬)
2025年以降、これまで人気を博していたGLP-1ダイエット薬であるオゼンピックやリベルサスを追い越し、多くの医療ダイエット患者の中で注目を集め始めているのが、2型糖尿病治療薬である「マンジャロ(有効成分:チルゼパチド)」です。
食欲抑制や満腹感の持続効果から体重減少を期待した購入者が増えております。またその効果には血糖値を下げるだけでなく脂肪燃焼を促進する効果からも基礎代謝向上にも注目が集まっています。
この記事では医療ダイエット業界を賑わす存在であるマンジャロについて、マンジャロ専門の医療ダイエットクリニックである当院が、薬の効果や副作用から使用方法までを徹底解説します。
当記事でわかるマンジャロについて
マンジャロとは
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GIP/GLP-1受容体の双方に作用するGIP/GLP-1(ジーアイピー/ジーエルピーワン)受容体作動薬です。
2022年6月7日にアメリカで発売され、日本では2023年4月18日に発売が開始されました。日本国内では2型糖尿病の治療薬として承認されており、週1回の皮下注射が必要な処方薬です。
マンジャロは、食事摂取後に小腸から分泌されるホルモン(GLP-1)に直接作用しその働きを強めます。その結果、インスリンの分泌を促進し、グルカゴンの分泌を抑制することで血糖値を下げるように作用します。
そのため、摂取カロリーが自然と減少し、健康的に体重を減少させることが期待されていることから、食事管理が難しい人にとっても継続しやすいダイエット手法として人気になっています。
特に既存のGLP-1受容体作動薬であるリベルサスやオゼンピックよりも強力な作用があることが臨床試験データからも公表されている点も、利用者が増え始めている一つの要因です。
| ワンクリニック恵比寿のマンジャロ料金一覧 | |||
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| マンジャロ2.5mg | マンジャロ5.0mg | マンジャロ7.5mg | マンジャロ10.0mg |
| 4本(1ヶ月分) | 4本(1ヶ月分) | 4本(1ヶ月分) | 4本(1ヶ月分) |
| 単 品:¥25,840(税込) 定期便:¥25,582(税込) | 単 品:¥41,460(税込) 定期便:¥41,045(税込) | 単 品:¥57,090(税込) 定期便:¥56,519(税込) | 単 品:¥72,710(税込) 定期便:¥71,983(税込) |
| 購入はこちら | 購入はこちら | 購入はこちら | 購入はこちら |
※定期便はいつでも解約可能、定期便の解約手数料なし
マンジャロで期待できる効果
日本国内での急速な普及を見せるマンジャロですが、期待される効果は従来のGLP-1ダイエット薬(オゼンピックやリベルサスなど)とは一線を画す作用機序があります。
大規模な臨床試験「SURMOUNT-1*」では、マンジャロの投与を受けた参加者において、72週間の投与で最大20%以上の体重減少が報告されていることからも、マンジャロの作用の大きさがわかります。
この章では投与後にどのような作用が体内で行われ体重減少につながっているのかについて、その期待されている効果について言及していきます。
食欲抑制
マンジャロの効果のひとつに、脳に直接働きかける「食欲抑制作用」があります。
私たちの体は、食事に血糖値が上がると「GLP-1」や「GIP」といったホルモン(インクレチン)を分泌します。マンジャロはこの2つのホルモンへ同時に作用し、持続的に働くよう促してくれます。
これらのホルモンが脳の視床下部にある満腹中枢や食欲中枢に作用することで食欲が抑制されます。
「食べたい」という欲求そのものが自然と低下することにもつながり、空腹によるイライラやストレスを感じにくくなります。
これがマンジャロが無理な我慢をすることなく食事の量を減らせると言われる理由の一つになります。
胃排出遅延と満腹感持続
マンジャロの主成分である「GLP-1」の作用には、胃の動き(蠕動運動)を穏やかにし、摂取物が胃から小腸へ排出されるスピードを遅らせる働きがあります。
これにより、以下のような2つのメリットが生まれます。
早期満腹感:
食事を始めても、食べ物が胃に留まる時間が長くなるため、すぐに満腹感を得やすくなります。「少量でも満足できる」状態になるため、食事の総量を自然に減らすことができます。
満腹感の持続:
食後も満腹状態が持続するため、次の食事までに空腹を感じにくくなります。これは、間食を防ぐ上で非常に効果的です。
前述の「脳への食欲抑制」と、この「胃への満腹感持続」。この両面からのアプローチが、マンジャロによる体重減少効果を支えています。
脂肪分解促進
マンジャロは、単に食事量を減らすだけでなく、脂肪組織に直接働きかけ、脂肪の分解や燃焼を促す効果も期待されています。
この作用に大きく関わっているのが、マンジャロの大きな特徴である「GIP」です。
GIPの働きによって、脂肪細胞や肝臓での脂質代謝が促され、体内に蓄積されている脂肪が積極的にエネルギーへと分解・燃焼されることが報告されています。
優先的に脂肪が燃焼されることで体内の脂肪量が減り、基礎代謝の向上も期待できるようになります。
ただし、マンジャロが直接的に脂肪を溶かすわけではなく、あくまで「脂肪が燃えやすい体質」へ導くサポートです。適切な食事管理と組み合わせることも忘れず治療は行うようにしましょう。
マンジャロの使用方法
マンジャロは1週間に1回の頻度で使用する自己注射タイプの医薬品です。注射する部位は腹部や太ももが一般的で、各回場所を少しずつ変えながら使用することが大切です。
毎週同じ曜日・同じ時間帯に投与することで、薬の効果を安定させることができます。食前・食後使用などの制限もないため、比較的簡単に使用できる特徴があります。例えば、日曜日の朝に使用した場合は、翌週も日曜日の朝に投与するというサイクルになります。
この章では、実際にマンジャロを自己注射する場合の手順について、注意点を挙げながら詳細に解説しています。
また当院でマンジャロ治療を行う患者様へお伝えしている使用方法に関する動画も後半に記載していますので、不明点などがある方はそちらもご覧ください。

マンジャロのペン型デバイスを箱から取り出します。
マンジャロは冷蔵庫など(2~8℃)で保管することが推奨されていますが、注射前に室温に戻す必要はありません。
マンジャロは、腹部か太ももの外側に自己注射して使用します。
投薬の際は以下のポイントに注意しながら行うようにしてください。
- 毎回違う場所に注射する:同じ部位に繰り返し注射すると皮膚や皮下組織に負担がかかり、炎症や硬くなることがあります。毎回少しずつ場所をずらすようにしましょう。
- 清潔な状態で行う:注射する前に、アルコール消毒綿で皮膚を拭き、汚れや雑菌を取り除いてください。
- ペン型デバイスのキャップを外し、注射する部位に垂直に押し当てます。
- ボタンをしっかり押すと、薬液が自動で注入されます。
- 数秒間(通常10秒程度)押し続けることで、確実に薬が体内に入ります。
※ボタンを押した後すぐに離してしまうと、十分な量が投与されない可能性があるので注意してください。
注射が完了したら、次の点を確認し安全に廃棄処分するようにしてください。
引用:廃棄処理方法
- 針がペンの中に収納されていることを確認しましょう。
- 針が露出している場合は、ケガを防ぐために慎重に取り扱い、適切に処分してください。
- 使用済みのデバイスは、自治体の指示に従って適切に廃棄してください。
マンジャロの副作用と禁忌
マンジャロは、その卓越した体重減少効果から大きな期待が寄せられていますが、他の医薬品同様、副作用のリスクが存在します。
安全な治療を実施するためにも、マンジャロの一般的な副作用から稀に発症する重篤な副作用まで事前に把握しておくことが不可欠です。また、体質や既往歴によっては、マンジャロの使用が推奨されない、あるいは禁忌(使用してはいけない)とされている方もいます。
ここでは、マンジャロの使用を検討する上で必ず知っておくべき副作用の種類と、使用上の注意点について詳しく解説していきます。
主な副作用と発症率
マンジャロは、主に胃腸関連での副作用を伴うことが多いです。中でも投薬患者で最も頻繁に報告された副作用は、悪心、下痢、嘔吐というデータがあります。
具体的には、マンジャロ5mg群で悪心が17.4%、下痢が13.2%、嘔吐が5.7%、マンジャロ10mg群で悪心が19.2%、下痢が16.4%、嘔吐が8.5%、マンジャロ15mg群で悪心が22.1%、下痢が13.8%、嘔吐が9.8%と報告されました。
また当院でマンジャロ治療を行った355名の患者を対象にしたアンケート結果でも、全体の約6割がなんらかの違和感を含む副作用を報告しています。中でも吐き気を催した方の人数が最多で、次いで倦怠感、便秘の順で報告された結果となりました。
主な副作用はその他にも複数あるというデータもあります。これからマンジャロの処方を受けようと思っている方は必ず以下の表に記載の副作用を把握しておきましょう。
| マンジャロ 5 mg (N=470) | マンジャロ 10 mg (N=469) | マンジャロ 15 mg (N=470) | オゼンピック 1 mg(N=469) | |
|---|---|---|---|---|
| 悪心 | 82(17.4) | 90(19.2) | 104(22.1) | 84(17.9) |
| 下痢 | 62(13.2) | 77(16.4) | 65(13.8) | 54(11.5) |
| 嘔吐 | 27(5.7) | 40(8.5) | 46(9.8) | 39(8.3) |
| 消化不良 | 34(7.2) | 29(6.2) | 43(9.1) | 31(6.64) |
| 食欲減退 | 35(7.4) | 34(7.2) | 42(8.9) | 25(5.3) |
| 便秘 | 32(6.8) | 21(4.5) | 21(4.5) | 27(5.8) |
| 腹痛 | 14(3.0) | 21(4.5) | 24(5.1) | 24(5.1) |
| 全胃腸関連有害事象 | 188(40.0) | 216(46.1) | 211(44.9) | 193(41.2) |
| 発現例数(発現割合%) | ||||
稀に発症する重篤な副作用
マンジャロの副作用では、ごく稀に重篤な副作用が発症する可能性が報告されています。これらの副作用は頻度としては低いものの、命に関わる危険性も秘めているため、初期症状を知っておくことが非常に重要です。
万が一、以下のような症状や体調の異変を感じた場合は、自己判断で様子を見たりせず、直ちにマンジャロの使用を中止し、速やかに医師に相談してください。
| 重篤な副作用 | 主な症状 |
| 急性膵炎 | 突然の激しい腹痛(特にみぞおちから背中にかけての痛み)、持続する腹痛、吐き気、嘔吐、発熱など。 |
| 低血糖 | 冷や汗、動悸(どうき)、手足の震え、強い空腹感、めまい、ふらつき、脱力感。 |
| 腸閉塞 | 激しい腹痛、お腹の張り(腹部膨満感)、持続する便秘、吐き気、嘔吐(便のようなものを吐く場合もある)。 |
| 胆嚢炎 胆管炎 胆汁うっ滞性黄疸 | 右上腹部の痛み、発熱、寒気、皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)、吐き気、嘔吐。 |
ここ最近、マンジャロの処方後のサポートがない代わりに低価格で提供されるマンジャロが増えています。その結果、副作用に悩む方がSNSを通じて多く見られるようになってきました。
当院のマンジャロ診療では、副作用の症状が見られた患者様は当院・他院限らず無料相談を受け付けています。少しでも副作用の不安がある方や今後の治療サポートを希望される方はお気軽に当院へご連絡ください。
【注意】マンジャロの使用を控えるべき人
マンジャロは全ての方が使用できる処方薬というわけではありません。使用が禁忌(絶対に避けるべき)となっている方や使用に慎重な注意が必要な方がいます。
以下に当てはまる方はマンジャロの使用ができません。ダイエットを優先するあまり、医師に報告せずに使用することがないようにしてください。
- 18歳未満の未成年の方、75歳以上のご高齢の方
- 妊活中・妊娠中・授乳中の方、または妊娠の可能性がある方
- 重篤なアレルギー既往がある方
- BMIが18を下回っている方
- 肝機能障害、重度の腎機能障害、急性膵炎、胆石症をお持ちの方
- 糖尿病をお持ちの方、低血糖のリスクが高い方(特に糖尿病治療薬を使用している方)
- 摂食障害をお持ちの方
- 過去に腹部の手術を受けたことがある方
- 腸閉塞の既往がある方
- 重度な胃腸障害がある方
ワンクリニック恵比寿|マンジャロ専門の医療機関
当院では、食事制限や運動、その他医療ダイエット/GLP-1ダイエットにて効果実感できなかった方やこれから医療ダイエットを希望される方へ、医療ダイエットに詳しい専門医師が診察から処方まで徹底したサポートを行っています。
年間患者数10,000人を超える診療実績をもとに、受診患者それぞれの症状に合わせ、適切な処方を行うことを心がけています。
またオンライン診療での対応を中心としていることから、当院まで足を運ぶことが難しい方でも気軽に受信ができるような診療体制を整えています。
マンジャロの費用【投与量別】
当院では2.5mg〜15.0mgまで全6種類の用量でマンジャロの処方を行っております。
ダイエット目的での使用をご希望の場合、自由診療での取り扱いになります。保険診療の診察はできかねますので予めご了承ください。
また、以下のお薬代は「1ヶ月・4本セット」での処方になります。
| 処方薬 | 用量 | 料金(税込) | ||
| 1ヶ月分 | 2ヶ月分 | 3ヶ月分 | ||
![]() | マンジャロ 2.5mg 購入はこちら | 単品:¥25,840 定期:¥25,582 | 単品:¥50,130 定期:¥49,629 | 単品:¥72,869 定期:¥72,140 |
![]() | マンジャロ 5.0mg 購入はこちら | 単品:¥41,460 定期:¥41,045 | 単品:¥80,432 定期:¥79,628 | 単品:¥116,917 定期:¥115,748 |
![]() | マンジャロ 7.5mg 購入はこちら | 単品:¥57,090 定期:¥56,519 | 単品:¥110,755 定期:¥109,647 | 単品:¥160,994 定期:¥159,384 |
![]() | マンジャロ 10.0mg 購入はこちら | 単品:¥72,710 定期:¥71,983 | 単品:¥141,057 定期:¥139,646 | 単品:¥205,042 定期:¥202,992 |
![]() | マンジャロ 12.5mg 購入はこちら | 単品:¥85,800 定期:¥84,942 | 単品:¥166,452 定期:¥164,787 | 単品:¥241,956 定期:¥239,536 |
![]() | マンジャロ 15.0mg 購入はこちら | 単品:¥96,800 定期:¥95,832 | 単品:¥187,792 定期:¥185,914 | 単品:¥272,976 定期:¥270,246 |
※診察料が別途1,430円(税込)がかかります。
当院でのマンジャロ診察から処方までの流れ
当院ではマンジャロの処方を希望される全ての方にオンライン診療を行っています。
購入を希望する方は以下の手順に従って当院のLINE公式アカウントから診察予約を行なってください。
- LINEのメニューの「診察に進む」よりご希望の外来をご選択ください。
- 簡単なアンケートに回答し、診療希望日と時間を選びます。
診療日の確定後、ウェブ上で問診票と基本情報を入力します。
- スマートフォンやパソコンでオンライン診療を行い、必要に応じてマンジャロの処方を行います。
- 決済リンクが記載されたメールが届くため、事前にクレジットカードで決済を行います。
- 処方箋が発行され、通常1~3日以内に自宅へ配送されます。
- 郵便受けでの受け取りも可能で、不在時にも安心して利用できます。
マンジャロを受け取った後は凍結を避け、2〜8℃(冷蔵庫など)で遮光して保管するようにしてください。また、室温で保存する場合は遮光して保管し、21日以内に使用するようにしてください。
※30℃を超える場所では保管しないようご注意ください。
マンジャロに関するよくある質問
マンジャロは保険適用が可能ですか?
マンジャロをダイエット目的で使用する場合は、保険適用されません。そのため、医療機関でかかる費用は全額自己負担となります。
マンジャロの効果が現れるまでの期間は?
マンジャロの効果は個人差がありますが、注射翌日より食欲抑制効果を感じ、1週間ほどで体重減少が期待できます。
3〜6ヶ月継続して使用することで、効果を期待できます。
マンジャロの効果に関する詳細情報はこちらの記事で解説しています。またマンジャロは本当に痩せるのかに関する解説記事も用意しております。
他の薬とマンジャロは併用して問題ないですか?
マンジャロは他の糖尿病治療薬と併用する場合もありますが、一部の薬剤とは相互作用の可能性があります。
併用する際は必ず医師に相談してください。
◼︎未承認医薬品等であることの明示
オゼンピックは、日本において、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的としては国内では未承認のお薬となります。
◼︎入手経路
国内医薬品卸業者から購入しております。
◼︎同一成分、同一性能の国内承認医薬品の有無
同一成分の国内承認医薬品としてウゴービがありますが、ダイエット目的での使用については保険適応外となります。
◼︎諸外国における安全性等の情報
オゼンピックと同一成分の注射製剤が、米国の厚生労働省にあたるアメリカ食品医薬品局(FDA)にて肥満治療薬として承認されています。諸外国でも美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
◼︎医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。









