糖尿病の主な原因は?なりやすい人の特徴と効果的な予防法を医師が解説

糖尿病 原因

「健康診断で血糖値の高さを指摘された」
「親が糖尿病だから自分もいつかなるのでは…」

糖尿病という病名を聞いて、ご自身の生活や将来に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

糖尿病の原因は食生活だけでなく、遺伝やストレス、加齢など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

大切なのは、まず正しい知識を得て、ご自身の状況と照らし合わせることです。

この記事では、糖尿病の根本的な原因を種類別に徹底解説し、今日から実践できる具体的な予防・改善策まで、専門家の視点から分かりやすくお伝えします。

※この記事は、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、作成しています。
「総額表示」の義務付けに則り、税込価格にてご紹介しています。
※本記事で紹介している施術は保険が適用されず、自費診療です。

※自由診療(適応外使用)の場合、国の『医薬品副作用被害救済制度』の対象とならない可能性があります。

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目次

そもそも糖尿病とは?

そもそも糖尿病とは?

「糖尿病」という名前から尿に糖が出る病気とイメージされがちですが、それは結果として現れる症状の一つに過ぎません。

本質は、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に過剰になる病気です。

この状態がなぜ危険なのか、そしてその鍵を握る「インスリン」というホルモンの働きから、まずは糖尿病の全体像を理解していきましょう。

血糖値をコントロールするインスリンの役割

私たちの体は、食事から摂取した炭水化物を消化・吸収し、エネルギー源となるブドウ糖として血液中に取り込みます。

食後は誰でも一時的に血糖値が上がりますが、健康な人の場合、すい臓のβ細胞から分泌される「インスリン」というホルモンの働きによって、すぐに正常な範囲に戻ります。

このインスリンが細胞の受容体に結合するとドアが開き、血液中のブドウ糖が筋肉や脂肪などの細胞にスムーズに取り込まれ、エネルギーとして利用されたり、貯蔵されたりします。

この働きのおかげで、血液中にブドウ糖が溢れることなく、血糖値は一定に保たれるのです。

ここで非常に重要なのは、私たちの体内で血糖値を下げる働きを持つホルモンは、インスリンただ一つだということです。

この唯一の仕組みが破綻した状態が糖尿病ということになります。

参考:みんなで知ろう! からだのこと|厚生労働省
参考:糖尿病|日本生活習慣病予防協会

なぜ血糖値が高いままの状態は危険?

血糖値が高い状態が続くと、血液はまるで砂糖水のようにドロドロになり、全身の血管の内壁を常に傷つけ続けます。

これが動脈硬化を促進する原因となります。

特に深刻なダメージを受けるのが、目や腎臓、神経などに張り巡らされた細い血管で、これにより糖尿病特有の合併症が引き起こされます。

POINT

糖尿病の三大合併症

  • 糖尿病網膜症
    └ 目の網膜の血管が詰まったり出血したりして視力が低下し、最悪の場合は失明に至ります。
  • 糖尿病腎症
    └ 腎臓のフィルター機能を持つ血管が壊れて老廃物をろ過できなくなり、進行すると週に数回の人工透析が必要になります。
  • 糖尿病神経障害
    └ 手足の神経が障害され、しびれや痛み、感覚の麻痺などが起こります。

参考:糖尿病|日本生活習慣病予防協会

さらに、細い血管だけでなく太い血管の動脈硬化も進行し、心筋梗塞や脳梗塞といった、命に直結する病気のリスクも大幅に高まります。

糖尿病の最も恐ろしい点は、これらの合併症がほとんど自覚症状のないまま、静かに進行することです。

喉が渇く、疲れやすいといった症状に気づいたときには、病状がかなり進行しているケースが少なくありません。

「症状がないから大丈夫」ではなく、「症状がないうちに手を打つ」ことが何よりも重要なのです。

【種類別】あなたのタイプは?糖尿病の主な原因を徹底解剖

【種類別】あなたのタイプは?糖尿病の主な原因を徹底解剖

糖尿病は、原因によっていくつかのタイプに分けられます。

その代表が、日本の患者の9割以上を占める「2型糖尿病」と、自己免疫が関わる「1型糖尿病」です。

原因が異なれば対処法も変わるため、ご自身のタイプを理解することが重要です。

まず、1型と2型の主な違いを表で見てみましょう。

特徴1型糖尿病2型糖尿病
主な原因自己免疫疾患遺伝的要因+生活習慣
発症年齢小児・若年層に多い中高年以降に多い
体型痩せ型が多い肥満型が多いが痩せ型も
インスリン産生ほぼ、または全く分泌されない分泌量が低下、または効きにくい
主な治療法インスリン注射食事・運動療法、経口薬、注射薬

2型糖尿病の主な原因|生活習慣と遺伝的要因

2型糖尿病は、遺伝的に糖尿病になりやすい体質に、肥満や過食、運動不足といった生活習慣が加わることで発症します。

その結果、インスリンの分泌量が減ったり、効きが悪くなったりすることで発症に至ります。

遺伝的要因:家族に糖尿病患者がいる場合

親や兄弟姉妹に2型糖尿病の人がいる場合、発症リスクは高まります。

重要なのは、遺伝するのは病気そのものではなく、あくまで「糖尿病になりやすい体質」だという点です。

この遺伝情報は、悲観すべき運命ではなく、健康管理に役立つ早期警戒情報と捉えるべきです。

遺伝的素因があっても、生活習慣の改善でリスクは大幅に下げられます。

*参考:糖尿病|一般社団法人日本内分泌学会

肥満:インスリンの効果を弱める最大の要因

2型糖尿病の最大の危険因子は「内臓脂肪型肥満」*1です。

内臓脂肪が過剰に蓄積すると、インスリンの働きを妨害する悪玉物質が分泌されます。

その結果、インスリンは分泌されても効果を発揮しにくいインスリン抵抗性*2という状態に陥ります。

体は血糖値を下げようと、膵臓からさらに多くのインスリンを分泌させますが、この負担が続くと膵臓は疲弊し、インスリンの分泌能力が低下。

最終的に血糖コントロールが破綻し、2型糖尿病を発症します。

*1参考:糖尿病|厚生労働省
*2参考:糖尿病とは|糖尿病情報センター

食生活の乱れ:過食・高カロリー・糖質の多い食事

肥満と密接に関わるのが、日々の食生活です。

血糖値に直接的な影響を与えるため、その内容や食べ方には特に注意が必要です。

具体的には、以下のような食習慣は膵臓に過剰な負担をかけ、インスリン抵抗性を悪化させる典型的な例と言えるでしょう。

POINT

注意が必要な食習慣

  • 過食・高カロリーな食事
    摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態は、肥満に直結し、インスリン抵抗性の根本的な原因となります。
  • 糖質の多い食事や清涼飲料水
    食後の血糖値を急上昇させる「血糖値スパイク」を引き起こし、それを抑えようと大量のインスリンを分泌させるため、膵臓を疲弊させます。
  • 質の悪い脂肪の摂取
    肉の脂身などに多い飽和脂肪酸や、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の過剰摂取は、インスリン抵抗性を悪化させることが知られています。
  • 不規則な食事時間
    朝食抜きや夜遅い食事は体内時計を乱し、ホルモンバランスに影響を与え、血糖コントロールを難しくします。

これらの食習慣は、一つひとつは些細なことと感じるかもしれません。

しかし、長年にわたって蓄積されることで、確実に体を糖尿病へと傾けてしまうのです。

運動不足:血糖値が下がりやすい身体づくり

運動は、食事と並ぶ糖尿病予防・改善の重要な柱です。

運動には血糖値を下げる2つの効果があります。

POINT

運動の効果

  1. 慢性的効果
    運動を習慣にすると、筋肉がインスリンに反応しやすくなり、「インスリン抵抗性」が改善されます。
  2. 急性的効果
    筋肉を動かすと、インスリンの助けなしに、血液中のブドウ糖を直接エネルギーとして消費できます。

運動不足は、これら血糖値を下げる絶好の機会を失っている状態です。

特に食後の軽い運動は、血糖値を速やかに処理し、膵臓の負担を軽くするのに非常に効果的です。

その他の主な原因|ストレス・加齢・飲酒のリスク

遺伝や生活習慣のほかにも、ストレス、加齢、飲酒といった日常的な要素が2型糖尿病のリスクを高めることがわかっています。

ストレス:血糖値を上昇させるホルモンの影響

強いストレスを感じると、体は対抗するためにコルチゾールなどのストレスホルモンを分泌*します。

これらのホルモンには血糖値を上げる作用があるため、慢性的なストレスは膵臓に負担をかけ続け、糖尿病の一因となります。

参考:ストレスホルモン「コルチゾール」の働きとは!?|健康管理検定

加齢:年齢とともに忍び寄るリスク

加齢も避けられない危険因子です。

年齢とともに、体に以下の変化が起こります。

POINT

加齢によって起こる変化

  • 筋肉量の減少
    筋肉はブドウ糖の最大の消費者であるため、筋肉が減ると血糖値が下がりにくくなります。
  • 膵臓の機能低下
    インスリンを分泌するβ細胞の能力も徐々に衰え、インスリンの分泌量が減る傾向があります。

飲酒(アルコール):お酒と糖尿病の気になる関係

過度な飲酒はリスクを高める要因となります。

アルコールは直接的、間接的に血糖コントロールに影響を及ぼすため、付き合い方には注意が必要です。

具体的には、以下のような形で体に作用します。

  • カロリーと糖質
    アルコール自体のカロリーが肥満につながるほか、ビールや日本酒、甘いカクテルなどは糖質を多く含んでおり、血糖値を直接的に上昇させます。
  • 食生活の乱れ
    飲酒は食欲を増進させる作用があり、つい揚げ物や味の濃い高カロリーなおつまみを食べ過ぎてしまう原因になります。
  • 重篤な低血糖のリスク
    血糖降下薬を服用中の方や、食事を摂らずに大量に飲酒した場合、肝臓での糖の産生が抑制され、命に関わる重篤な低血糖を引き起こす危険性もあります。

これらの点が複合的に作用し、飲酒習慣が糖尿病の引き金となることがあります。

お酒との上手な付き合い方を考えることも、大切な予防策の一つと言えるでしょう。

1型糖尿病の主な原因|生活習慣病ではない自己免疫疾患

1型糖尿病は2型と原因が全く異なり、生活習慣は一切関係ありません

原因は「自己免疫」という免疫システムの異常*です。

免疫システムが誤って、膵臓でインスリンを作る「β細胞」を攻撃・破壊してしまいます。

その結果、インスリンをほとんど、あるいは全く作り出せなくなり、生命維持のために生涯にわたるインスリン注射が不可欠となります。

*参考:糖尿病について|医薬産業政策研究所

その他の原因で起こる糖尿病

上記以外に、特定の原因で起こる糖尿病もあります。

代表的なのは「妊娠糖尿病」で、妊娠中のホルモンの影響でインスリンが効きにくくなることで発症*します。

多くは出産後に正常に戻りますが、経験者は将来の2型糖尿病リスクが高まるため、産後も注意が必要です。

その他、膵臓の病気や薬剤の副作用によって、二次的に糖尿病が引き起こされることもあります。

*参考:妊娠と妊娠糖尿病|国立成育医療研究センター

もしかして自分も?糖尿病になりやすい人の特徴セルフチェック

もしかして自分も?糖尿病になりやすい人の特徴セルフチェック

これまでに解説してきた糖尿病の原因を読んで、「自分の生活習慣は大丈夫だろうか」「もしかして、あの症状は…」と不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

糖尿病は初期段階では自覚症状がほとんどないため、リスクに早く気づき、対策を始めることが非常に重要です。

ここでは、ご自身の糖尿病リスクを客観的に評価するためのセルフチェックリストをご用意しました。

生活習慣と自覚症状の2つの側面から、当てはまる項目がいくつあるか数えてみましょう。

生活習慣に関するチェックリスト

まずは、2型糖尿病の主な原因となる生活習慣や身体的特徴に関する項目です。

当てはまるものが多いほど、インスリンが効きにくい、あるいは分泌が追いつかない状態になっている可能性があります。

【生活習慣チェック】

□ 家族(親や兄弟姉妹)に糖尿病の人がいる
□ 40歳以上である
□ 肥満気味である(BMIが25以上)
□ 以前より体重が急に増えた(特にウエスト周り)
□ 日常的に運動をする習慣がない(週に2回未満)
□ 食事の時間が不規則で、朝食を抜きがちだ
□ 早食いや、よく噛まずに食べる癖がある
□ ご飯やパン、麺類などの炭水化物が好きでよく食べる
□ 揚げ物や脂っこい料理を好んで食べる
□ 甘いお菓子やジュース、缶コーヒーなどをよく摂る
□ ストレスを感じることが多く、うまく発散できていない
□ 飲酒の習慣があり、つい飲み過ぎてしまう

このリストは、2型糖尿病の発症リスクを高める要因をまとめたものです。

3つ以上当てはまる方は、生活習慣を見直すことで、将来のリスクを大きく減らせる可能性があります。

自覚症状に関するチェックリスト

次に、高血糖の状態が続いたときに現れやすい身体のサインに関する項目です。

これらの症状は、体がエネルギー不足に陥っていたり、過剰な糖を排出しようとしたりすることで起こります。

【自覚症状チェック】

□ 異常に喉が渇き、水分をたくさん飲むようになった
□ 尿の回数が増え、夜中に何度もトイレに起きる
□ 食べているのに、体重が急に減ってきた
□ 全身がだるく、常に疲れを感じる
□ 肌が乾燥し、かゆみがある
□ 手足がしびれたり、感覚が鈍くなったりする
□ 立ちくらみがすることがある
□ 目がかすむ、視力が落ちたと感じる
□ ケガやできものが治りにくくなった
□ 性機能が低下した(EDなど)

こちらのリストに1つでも当てはまる症状がある場合、すでに血糖値が高い状態が続いている可能性があります。

特に「喉が渇く」「頻尿」「体重減少」は糖尿病の典型的な初期症状です。

これらのチェックリストはあくまで簡易的な目安です。

最終的な診断は医療機関で行う必要があります。

もし当てはまる項目が多かったり、気になる症状があったりする場合は、決して自己判断で放置せず、お早めに専門の医療機関を受診してください。

糖尿病の原因に関するよくある3つの誤解

糖尿病については、インターネットや口コミなどで様々な情報が飛び交っており、中には正しくない情報や誤解を招く表現も少なくありません。

間違った思い込みは、不必要な不安を煽ったり、逆に必要な対策を怠る原因になったりもします。

ここでは、糖尿病の原因に関して特によくある3つの誤解を取り上げ、分かりやすく解説します。

Q1. 甘いものを食べ過ぎると、必ず糖尿病になりますか?

「甘いものの食べ過ぎ=糖尿病」と直接結びつくわけではありません。

しかし、2型糖尿病のリスクを高める、極めて危険な習慣であることは事実です。

2型糖尿病の直接的な原因は、あくまでインスリンの働きが悪くなるインスリン抵抗性や、インスリンの分泌が不足することです。

甘いものを食べたという行為そのものが、このシステムを即座に破壊するわけではありません。

問題なのは、糖質を多く含む甘いものは高カロリーである場合が多く、習慣的な過剰摂取が肥満に直結しやすいという点です。

そして、前の章で詳しく解説した通り、肥満こそが、インスリン抵抗性を引き起こす最大の引き金となります。

Q2. 痩せている人は糖尿病にならないというのは本当ですか?

痩せている方でも糖尿病を発症する可能性は十分にあり、特に日本人にはその傾向が強いことが知られています。

「糖尿病=肥満の人の病気」というイメージが強いため、痩せ型や標準体型の方はご自身の糖尿病リスクを過小評価してしまう傾向があります。

しかし、これは非常に危険な考え方です。

欧米人と比較して、日本人は遺伝的にインスリンを分泌する能力が低い*と言われています。

欧米人の場合、肥満になってインスリンが効きにくくなっても、それをカバーするために膵臓が大量のインスリンを分泌する余力があります。

一方、日本人はその余力が少ないため、それほど太っていなくても、少しのインスリン抵抗性の悪化や膵臓の機能低下で、血糖値のコントロールが破綻しやすいのです。

*参考:糖尿病とは|患者さんのための糖尿病ガイド

Q3. 糖尿病は一度なると、もう治らないのでしょうか?

1型糖尿病は完治が難しいですが、2型糖尿病の場合、生活習慣の改善によって薬が不要になる「寛解(かんかい)」という状態を目指すことは十分に可能です。

膵臓のβ細胞が破壊される1型糖尿病は、生涯インスリン補充が必要で、完治は困難です。

一方、日本の患者の大多数を占める2型糖尿病は、早期から食事・運動療法に真剣に取り組むことで、血糖値が安定し、薬なしで良好な状態を維持できる「寛解」を目指せます。

これは完治とは異なり、生活習慣が元に戻れば再発しますが、ご自身の努力で健康を維持できるという大きな希望になります。

今日からできる糖尿病の予防・改善策

糖尿病の原因の多くは、日々の生活習慣に潜んでいます。

つまり、毎日の食事と運動を少し見直すことこそが、最も効果的で根本的な対策となるのです。

治療と難しく考えず、健康的な習慣を身につけることから始めましょう。

食事療法のポイント

食事の基本は、ご自身の体格や活動量に合った「適切なエネルギー摂取量」を守り、栄養バランスの取れた食事を心掛けることです。

簡単な目安は「標準体重(kg) × 身体活動量(kcal/kg)」で計算できます。

標準体重は「身長(m) × 身長(m) × 22」で、身体活動量はデスクワーク中心の方なら25〜30、立ち仕事が多い方は30〜35が目安*です。

単に量を減らすだけでなく、糖の吸収を穏やかにする食物繊維(野菜・きのこ類)を積極的に摂りましょう。

食事の際は、まず野菜や汁物から食べるベジファーストを実践し、次におかず、最後にご飯の順番を意識するだけで、食後の血糖値の急上昇を抑えられます。

また、一口30回を目安によく噛んでゆっくり食べることで、食べ過ぎを防ぎ、満腹感も得やすくなります。

まずは一つでも、ご自身が始めやすい習慣から取り入れてみてください。

*参考:糖尿病治療のエッセンス|日本糖尿病対策推進会議

運動療法のポイント

食事と並行して行いたいのが運動です。

運動は、血液中のブドウ糖を直接消費して血糖値を下げるだけでなく、続けることでインスリンが効きやすい体質へと改善する効果があります。

おすすめは、ウォーキングやジョギングなどの「有酸素運動」と、スクワットなどの「筋力トレーニング」の組み合わせです。

有酸素運動は脂肪を燃やし、筋トレはブドウ糖を消費する筋肉を増やすことで、基礎代謝が上がり太りにくい体を作ります。

POINT

筋力トレーニングの具体例

  • スクワット
  • プランク
  • レッグレイズ

*参考:トレーニング:有酸素運動とは|公益財団法人 長寿科学振興財団

最も大切なのは、無理なく続けることです。

「一駅手前で降りて歩く」「エレベーターを階段にする」など、日常生活の中に組み込むことから始めましょう。

まずは1日10分の運動でも、継続すれば必ず体は応えてくれます。

生活習慣の改善が難しいと感じる方は医療ダイエットも選択肢の一つ

「食事や運動が大切だと分かってはいるけれど、意志が弱くて続かない」
「仕事が忙しくて、どうしても生活が不規則になってしまう」

このように、自己管理だけで生活習慣を改善することに難しさを感じている方も少なくないでしょう。

そんな時、医学的な根拠に基づいた「医療ダイエット」が、選択肢の一つとなります。

ここでは、当院で処方しているお薬について、その働きや特徴を詳しくご紹介します。

食欲を抑える「GLP-1受容体作動薬」

GLP-1受容体作動薬は、もともと2型糖尿病の治療薬ですが、その強力な食欲抑制効果からダイエット目的でも注目されています。

「GLP-1」という人が本来持つホルモンを利用し、無理なく食欲をコントロールします。

胃腸の動きを緩やかにして少量の食事でも満腹感を得やすくするため、自然と食事量が減少

脂肪分解や基礎代謝を促進する作用も報告されています。

効果の現れ方には個人差がありますが、食欲抑制作用は比較的早期に感じられることがあります。体重減少効果については、数ヶ月単位で評価することが一般的です。

当院で処方可能なGLP-1受容体作動薬

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処方薬名タイプ服用頻度当院の料金
マンジャロ注射薬週に1回24,031円〜72,710円
オゼンピック注射薬週に1回20,832円〜22,400円
リベルサス経口薬1日1回7,344円〜25,650円

◼︎未承認医薬品等であることの明示
リベルサス・マンジャロ・オゼンピックは、日本において、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的としては国内では未承認のお薬となります。

◼︎入手経路
国内医薬品卸業者から購入しております。

◼︎同一成分、同一性能の国内承認医薬品の有無
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているものはなく、ダイエット目的での使用については保険適応外となります。

◼︎諸外国における安全性等の情報
リベルサス・マンジャロ・オゼンピックと同一成分の注射製剤が、米国の厚生労働省にあたるアメリカ食品医薬品局(FDA)にて肥満治療薬として承認されています。諸外国でも美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

◼︎医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

糖の排出を促す「SGLT2阻害薬」

SGLT2阻害薬は、血液中の余分な糖を尿と一緒に体外へ排出させるお薬です。

SGLT2阻害薬は、腎臓での糖の再吸収を抑制し、余分な糖を尿中に排出することで血糖値を下げます。

これにより、食事から摂取した糖の一部が体内に吸収されにくくなるため、結果として糖質摂取量を抑えるのに近い効果が期待できます。

外食が多く、糖質を摂りがちな方に特におすすめです。

当院で処方可能なGLP-1受容体作動薬

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薬の名前タイプ服用頻度当院の料金
ルセフィ経口薬1日1回13,464円〜16,830円
フォシーガ経口薬1日1回13,936円〜17,420円
カナグル経口薬1日1回11,112円〜13,890円

◼︎未承認医薬品等であることの明示
ルセフィ・カナグル・フォシーガは、日本において、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的としては国内では未承認のお薬となります。

◼︎入手経路
国内医薬品卸業者から購入しております。

◼︎同一成分、同一性能の国内承認医薬品の有無
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているものはなく、ダイエット目的での使用については保険適応外となります。

◼︎諸外国における安全性等の情報
ルセフィ・カナグル・フォシーガは、アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。諸外国でも美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

◼︎医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

当院の医療ダイエットにかかる料金

当院ではマンジャロやリベルサスなどのGLP-1ダイエット薬や内服薬など、あらゆる医療ダイエット薬を処方しています。

当院で取り扱っている治療薬は、以下のとおりです。

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医療薬名回数料金(税込)
マンジャロ 2.5mg4本(4週分)24,031円〜25,840円
マンジャロ 5.0mg4本(4週分)38,558円〜41,460円
マンジャロ 7.5mg4本(4週分)53,094円〜57,090円
マンジャロ 10mg4本(4週分)67,620円〜72,710円
オゼンピック 2.0mg1本20,832円〜22,400円
リベルサス 3mg30錠(30日)7,344円〜9,180円
リベルサス 7mg30錠(30日)13,936円〜17,420円
リベルサス 14mg30錠(30日)20,520円〜25,650円
ルセフィ5.0mg30錠(30日)13,464円〜16,830円
フォシーガ10mg30錠(30日)13,936円〜17,420円
カナグル100mg30錠(30日)11,112円〜13,890円
メトホルミン500mg60錠(30日)4,688円〜5,860円
防風通聖散60錠(30日)5,632円〜7,040円
※通常配送料:350 円|クール便(アルコール綿、注射針 込み):2,000 円
※診察料:1,480円

糖尿病の原因や予防法でお困りなら当院のオンライン診療まで

糖尿病の原因は一つではなく、遺伝や様々な生活習慣が複雑に関係しています。

この記事を通して、ご自身の状態を客観的に見つめ直し、今日からできる対策を始めるきっかけとなれば幸いです。

当院では、ご自宅から気軽に専門医に相談できるオンライン診療を行っています。

どんな些細な不安でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。

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