オゼンピックとマンジャロの違いは?効果・料金・副作用を徹底比較

「オゼンピックとマンジャロはどんな違いがある?」
「自分に合っているのはオゼンピックとマンジャロどっち?」

近年では、医療ダイエットとして「オゼンピック」や「マンジャロ」などのGLP-1受容体作動薬が注目されています。しかし、違いがわからず自分に合っているものを選べないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、そんな不安や疑問に寄り添いながら、オゼンピックとマンジャロの違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

※この記事は、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、作成しています。
「総額表示」の義務付けに則り、税込価格にてご紹介しています。
※本記事で紹介している医薬品(GLP-1受容体作動薬など)を用いたメディカルダイエットは、肥満治療目的の場合、保険適用外の自由診療となります。
※自由診療(適応外使用)の場合、国の『医薬品副作用被害救済制度』の対象とならない可能性があります。

ONE CLINIC 恵比寿のGLP-1ダイエット
治療薬マンジャロ 2.5mg
マンジャロ 5mg
マンジャロ 7.5mg
マンジャロ 10mg
オゼンピック 2.0mg
リベルサス3mg
リベルサス7mg
リベルサス14mg
価格7,344~72,710円
GLP-1の料金を見る
解約について定期便はいつでも解約可能
定期便の解約手数料なし
診察方法オンライン診療
詳細を見る

※未承認医薬品等: 本診療で処方されるマンジャロ・オゼンピック・リベルサスは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、肥満治療(ダイエット目的)としては国内未承認の「適応外使用」となります。
※入手経路等: 国内医薬品卸業者より正当なルートで購入しています。
※国内の承認医薬品の有無: 国内では肥満症治療薬として「ウゴービ」等が承認されていますが、患者様の状態に合わせて医師の判断のもと処方を行います。
※諸外国における安全性等に係る情報: 米国FDA等において肥満症治療薬として承認されている成分もありますが、低血糖や急性膵炎、胃腸障害などのリスクが報告されています。

目次

オゼンピックとマンジャロとは?基本の作用と特徴を解説

オゼンピックやマンジャロという名前を聞いたことがあっても、それぞれの違いや特徴まではよく知らないという方もいらっしゃるでしょう。

基本情報の比較

項目オゼンピックマンジャロ
有効成分セマグルチドチルゼパチド
作用する受容体GLP-1のみGLP-1+GIP
国内承認2型糖尿病治療薬2型糖尿病治療薬
投与頻度週1回皮下注射週1回皮下注射

どちらも医療ダイエットに使われる注目の薬ですが、有効成分も作用の仕組みも異なります。まずは基本情報を比較したうえで、それぞれの特徴を確認していきましょう。

オゼンピックの特徴|GLP-1受容体に作用する注射薬

オゼンピック

オゼンピックは、2018年に日本で「2型糖尿病」の治療薬として承認され、2020年から販売が始まった注射薬です。

糖尿病治療の選択肢として使われてきた実績に加え、食欲を抑える作用が体重管理にも役立つことから、近年は医療ダイエットの分野でも広く用いられるようになりました。

オゼンピックの基本データ
  1. 有効成分
    セマグルチド
  2. 国内承認
    2018年(2型糖尿病治療薬として)
  3. 投与方法
    週1回、自分で用量をダイヤル設定して皮下注射
  4. 主な作用
    血糖値が高いときのみインスリン分泌を促進

血糖値が高いときだけインスリン分泌を助ける仕組みのため、健康な状態で血糖を下げすぎにくい点も、長年にわたり糖尿病治療薬として使われてきた理由のひとつです。

副作用としては吐き気や胃の不快感が投与初期に出ることがありますが、多くは体が慣れるにつれて軽減するとされています。

マンジャロの特徴|GLP-1とGIPに二重作用する注射薬

マンジャロ

一方のマンジャロは、2022年に日本で承認された比較的新しい薬剤で、GLP-1に加えてGIPという別のホルモンにも同時に働きかける点が最大の特徴です。

もともとは2型糖尿病治療薬として開発されましたが、二重の作用による高い体重減少効果が臨床試験で示されたことから、医療ダイエットの選択肢としても急速に注目を集めています。

マンジャロの基本データ
  1. 有効成分
    チルゼパチド
  2. 国内承認
    2022年(2型糖尿病治療薬として)
  3. 投与方法
    週1回、専用注入器「アテオス」で皮下注射(用量設定不要)
  4. 主な作用
    GLP-1とGIPの両方でインスリン分泌・食欲抑制を強化

2つのホルモンに働きかけることで、オゼンピックよりも強い食欲抑制効果が報告されている一方、消化器症状もやや出やすい傾向があります。両者の詳しい作用の違いは、次の「臨床効果の違い」で数値とあわせて比較します。

オゼンピックとマンジャロの違いは?6つの観点で比較

オゼンピックとマンジャロは、どちらも週1回の注射で使えるGLP-1受容体作動薬として注目されていますが、実際の治療選択に関わる違いがいくつもあります。

作用機序・臨床効果・使い勝手・投与方法/用量・料金・副作用の6つの観点から、それぞれ具体的に見ていきましょう。

作用機序の違い|働きかけるホルモンの数

オゼンピックとマンジャロはいずれも血糖値や体重にアプローチする薬ですが、体内での働き方には明確な違いがあります。

項目オゼンピックマンジャロ
作用の仕組みGLP-1というホルモンに似た薬で、血糖を下げるためにインスリンを増やし、食欲を抑えるGLP-1に加えてもう一つのホルモンGIPも活性化し、インスリンをもっと増やし、さらに強く食欲を抑える
働くホルモンの数1種類(GLP-1のみ)2種類(GLP-1とGIPの両方)
インスリン分泌促進効果血糖値が高いときにインスリンを出しやすくするGLP-1とGIPの両方の働きでインスリン分泌がより強力に促される

作用するホルモンの数がそのまま効果の強さに直結するわけではありませんが、次の「臨床効果の違い」で見るように、この作用機序の違いが実際のデータにも表れています。

オゼンピックの中心的な仕組みは、血糖値が高いときだけインスリンの分泌を促し、血糖値を上げるグルカゴンの分泌を抑えるという、GLP-1本来の働きに忠実な一段作用型である点です。

この仕組みにより、健康な状態で血糖を下げすぎるリスクが低く、糖尿病治療薬として長年にわたり使われてきました。あわせて胃の動きをゆるやかにし満腹感を持続させる作用もあり、この副次的な効果が医療ダイエットでの活用につながっています。

臨床効果の違い|体重減少・血糖改善データ

オゼンピックとマンジャロは、いずれも血糖値や体重に対する改善が期待できる薬ですが、臨床試験では対象者や試験期間によって効果に差が見られています。

まずは、同じ2型糖尿病患者を対象に両剤を直接比較したSURPASS-2試験のデータを確認しましょう。

項目オゼンピックマンジャロ
HbA₁c低下量※1−1.86%−2.01% (5mg) / −2.24% (10mg) / −2.30% (15mg)
体重減少量−5.7kg−7.6kg (5mg) / −9.3kg (10mg) / −11.2kg (15mg)
MACEリスク※2低減効果HR 0.76(SUSTAIN 6)心血管イベント増加は認められず
※1 過去1~2ヵ月の血糖値の平均値
※2 心筋梗塞や脳卒中など

肥満症(ダイエット目的)を対象とした試験では、対象者や用量設定が糖尿病治療とは異なるため、別の数値が報告されています。この点は、後述の「よくある質問」で両剤を直接比較した最新の試験結果とあわせて紹介します。

海外の臨床試験(SUSTAINシリーズ)では、投与後24~56週間でHbA₁cが平均1.3~1.8%下がり、体重も約4〜6kg減少したという結果が示されています。

さらに、心血管リスクの高い方を対象にした試験では、重大な心血管イベントの発生率を26%減らしたという報告もあり、血糖や体重だけでなく心臓の健康もサポートできる可能性があるとされています。

使い勝手の違い|注射操作のしやすさ

体重減少効果と並んで、実際に治療を続けるうえで見落とせないのが、注射そのものの操作性です。

注射操作の違い
  1. オゼンピック
    使用のたびに針を取り付け、目盛りで用量を自分で設定する
  2. マンジャロ(アテオス)
    薬液・針があらかじめセットされた一体型で、用量設定や空打ちが不要

オゼンピックは、投与量を0.25mg/0.5mg/1.0mgとダイヤル式で細かく調整できる反面、毎回の針の取り付けと用量設定という手間があります。

一方でマンジャロのアテオスは、ボタンを押すだけで決まった用量が注入される設計のため、自己注射に不慣れな方でも扱いやすいという特徴があります。「用量を自分で細かく調整したいか」「操作をできるだけシンプルにしたいか」という好みによっても、向き不向きは変わってきます。

投与方法・用量の違い|開始量から増量ステップまで

オゼンピックとマンジャロはいずれも週1回の皮下注射で使用しますが、使用を始める際の投与量や増量のステップには違いがあります。

項目オゼンピックマンジャロ
開始用量0.25mg2.5mg
維持用量0.5mg5mg
増量ステップ4週後に0.5mgへ増量4週後に5mgへ増量
最大用量1.0mg15mg
両剤に共通する注射時の注意点
  1. 注射部位(腹部・太もも・腕の外側)は毎回ローテーションする
  2. 保存は冷蔵・凍結不可が基本
  3. 増量は自己判断せず、医師の指示に従う

用量の刻み方や最大量は薬ごとに異なり、体へのなじませ方や効果の出方にも関わるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。

オゼンピックは、週に1回・決まった曜日に自分で注射します。

最初の4週間は0.25mgで体を慣らし、その後0.5mg、必要であれば最大1.0mgまで段階的に増量していく流れです。用量はご自身でダイヤルを回して設定するため、増量時は数字の合わせ間違いがないよう確認しながら進めましょう。

料金相場の違い|自由診療での価格帯

オゼンピックやマンジャロは保険適用外の自由診療として処方されるケースが多く、クリニックごとに費用設定が異なります。一般的な自由診療クリニックでの価格帯の目安は、以下の通りです。

項目オゼンピックマンジャロ
料金(税込)2.0mg:20,832円〜22,400円2.5mg:24,046円〜25,840円
5.0mg:38,582円〜41,460円
7.5mg:53,094円〜57,090円
10mg:67,620円〜72,710円
※価格はクリニックにより異なります。当院での正確な料金は「オンライン診療がおすすめ」章にてご案内します。

表の価格に加えて、初診の診察料や、注射針・消毒綿を含むクール便での配送費が別途かかるケースが一般的です。定期購入では解約手数料を設定していないクリニックも多く、途中でやめやすい点は始めやすさにつながっています。

副作用の違い|症状の出方と頻度

オゼンピックとマンジャロはいずれもGLP-1関連の注射薬であるため、共通する副作用が見られる一方で、薬の作用の違いにより症状の出方や頻度に差があります。

項目オゼンピックマンジャロ
消化器症状吐き気、下痢、便秘、嘔吐、腹部不快感、消化不良、食欲不振など吐き気、下痢、便秘、嘔吐、腹痛、腹部膨満感、食欲減退、消化不良など
低血糖単独投与では頻度は低いが、インスリンやSU薬併用時は注意単独投与では頻度は低いが、インスリンやSU薬併用時は注意
注射部位症状紅斑、そう痒感など痛み、紅斑、そう痒感など
重大な副作用急性膵炎、胆のう炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸など急性膵炎、胆のう炎・胆石症、腸閉塞、胃不全麻痺、過敏症など

とくに使い始めは体が慣れていないため、事前に副作用への理解と備えが大切です。それぞれの詳しい発現頻度を見ていきましょう。

副作用症状発症頻度
胃腸障害悪心、下痢、便秘、嘔吐5%以上
腹部不快感、消化不良、腹部膨満、上腹部痛、腹痛、おくび1〜5%未満
胃食道逆流性疾患、鼓腸、胃炎0.5〜1%未満
代謝及び栄養障害食欲減退5%以上
神経系障害頭痛1〜5%未満
臨床検査リパーゼ増加5%以上
このほか、感染症・免疫系障害・眼障害・心臓障害・肝胆道系障害・皮膚症状なども頻度不明で報告されています

多くの場合は時間の経過とともに症状も緩和されますが、症状が治らない、悪化している場合はすぐに医師に相談してください。

オゼンピックとマンジャロのメリット・デメリットは?

オゼンピックとマンジャロは、いずれも血糖コントロールや体重管理を目的とした注射薬ですが、それぞれに異なるメリット・デメリットがあります。

ひとことで比較|メリット・デメリット早見表

項目オゼンピックマンジャロ
メリット・低血糖リスクが低い
・心血管リスク低減の実績あり
・糖尿病治療薬としての使用実績が長い
・二重作用による高い体重減少効果
・注射操作がシンプル(アテオス)
・食欲抑制効果が強い
デメリット・消化器症状が出やすい
・注射のたびに用量設定が必要
・消化器症状がやや出やすい
・国内での使用実績はまだ浅い
こんな人向け・実績重視
・自分で用量調整したい人
・効果重視
・操作の手軽さを重視する人

ここでは、これまでのデータをふまえたうえで、それぞれの薬が持つメリット・デメリットを整理し、続けやすさや向き不向きの視点から見ていきましょう。

オゼンピックのメリット・デメリット

メリット・週1回の自己注射で治療を継続しやすい
・食欲抑制による体重管理効果
・血糖値が高いときのみ作用するため低血糖リスクが低い
・心血管イベントリスクの低減が臨床試験で示されている(SUSTAIN 6)
・糖尿病治療薬としての長年の使用実績がある
デメリット・吐き気、嘔吐、下痢、便秘などが初期や用量増加時に出やすい
・頭痛や疲労感、めまいなど神経症状が出る場合がある
・注射のたびに針の取り付け・用量設定が必要
・自由診療の場合は医療費負担が重い

オゼンピックは、糖尿病治療薬として長年使われてきた実績があるため、初めてGLP-1製剤を使う方でも情報や症例が豊富で、安心感を持ちやすい薬といえます。

一方で、注射のたびに用量をダイヤルで設定する操作に慣れるまで数回かかる方もおり、こうした手間がストレスに感じられる場合は、継続のモチベーションに影響することがあります。

マンジャロのメリット・デメリット

メリット・GIPとGLP-1の二重作用による高い体重減少効果
・血糖値・HbA1cの優れた改善効果
・食欲抑制・満腹感持続効果
・心血管イベントの増加は認められていない(安全性データ)
・注射操作がシンプルで扱いやすい(アテオス)
デメリット・吐き気、下痢、嘔吐、便秘、食欲減退などが高頻度で出やすい
・注射による痛みを感じることがある
・自由診療の場合は医療費負担が重い
・国内での使用実績はオゼンピックよりまだ少ない

マンジャロは、二重作用による高い効果とシンプルな操作性を両立している点が支持されている理由です。

ただし、国内での承認・使用実績はオゼンピックよりも浅く、効果が強い分だけ消化器症状も出やすいため、増量のペースを急ぎすぎないことが、無理なく治療を続けるコツといえます。

オゼンピックとマンジャロはどっちがいい?向いている人の特徴

これまで作用機序や効果、副作用、費用といった項目別の違いを見てきました。しかし実際に治療を選ぶ場面では、こうした個別の情報を「自分の状況に当てはめるとどちらが向いているか」という形で判断する必要があります。

ここでは、これまでの比較を踏まえたうえで、それぞれの処方が検討されやすいケースと、両剤に共通して注意が必要な人を整理します。

オゼンピックの処方が検討されるケース

POINT

オゼンピックの処方が検討されるケース

  • 2型糖尿病の血糖コントロールを主目的としたい人
  • GLP-1製剤を初めて使う人(実績・情報の多さを重視したい場合)
  • 注射のたびに自分で用量を細かく調整したい人
  • 心血管イベントリスクの低減も期待したい人
  • 医師の指導のもとで継続的な経過観察を受けられる人

※オゼンピックは日本で2型糖尿病治療薬としてのみ承認されています。肥満症治療目的での使用は適応外使用となり、自由診療(全額自己負担)となります。

オゼンピックは糖尿病治療薬としての実績が長く、用量を自分の感覚で細かく調整したいという方に向いています。

一方で、その調整作業自体を手間に感じる方は、次に紹介するマンジャロの操作性も比較材料に加えるとよいでしょう。

マンジャロの処方が検討されるケース

POINT

マンジャロの処方が検討されるケース

  • BMI30以上、またはBMI27以上で肥満関連合併症(高血圧・脂質異常症・脂肪肝等)がある人
  • オゼンピックなどGLP-1のみの薬剤で効果が不十分だった人
  • 注射操作をできるだけシンプルにしたい人(用量設定・空打ち不要)
  • 消化器症状のリスクを理解したうえで、より高い減量効果を優先したい人
  • 医師の指導のもとで定期的な経過観察を受けられる人

※マンジャロは日本で2型糖尿病治療薬としてのみ承認されています。肥満症治療目的での使用は適応外使用となり、自由診療(全額自己負担)となります。

とくに「GLP-1のみの薬剤を使ったが効果が伸び悩んでいる」という方にとって、GIPへの作用が上乗せされるマンジャロは、次のステップとして検討されやすい選択肢です。

ただし効果の強さと消化器症状の出やすさは表裏一体であるため、増量のペースは医師と相談しながら決めていくことが重要です。

両薬剤に共通する「使用できない・注意が必要な人」

オゼンピックとマンジャロは、いずれもGLP-1受容体に作用する注射薬であるため、共通して使用を避けるべき人、慎重な判断が必要な人が存在します。

POINT

オゼンピックとマンジャロが使用できない・注意が必要な人

  • 重度の胃腸障害を持つ人
  • 膵炎の既往歴や家族歴のある人
  • 妊娠中・授乳中の人
  • 甲状腺髄様癌の既往歴または家族歴のある人
  • 過敏症やアレルギー反応がある人
  • 低血糖を起こしやすい人
  • 高齢者(70歳以上)、慢性腎障害患者、重症網膜症既往患者

これらに該当する場合、どちらの薬剤であっても処方前の診察で詳しい問診が行われます。

持病や服薬中の薬がある方は、自己判断で選ぶのではなく、診察時にすべて申告したうえで、医師とともに適した薬剤を絞り込んでいくことが安全な治療につながります。

注射が苦手な方には「リベルサス(飲み薬)」という選択肢も

リベルサス

リベルサス(経口セマグルチド)は、GLP-1受容体作動薬としては世界初の飲み薬で、注射が不要という点が特徴の一つです。

自己注射に抵抗がある方や、日常的な手技の負担を避けたい方にも続けやすい選択肢として注目されています。

リベルサスの服用ルール
  1. 1日1回、起床後の空腹時に服用する
  2. 水は120mL以下で服用する
  3. 服用後30分は飲食や他の薬を控える

このような細かなルールがあるのは、胃の中で有効成分が分解されないようにするためです。リベルサスには「SNAC(サルカプロザートナトリウム)」という吸収を助ける成分が含まれており、胃に何も入っていない状態で一定時間の待機が必要とされています。

リベルサスと注射薬(オゼンピック/マンジャロ)の比較

項目リベルサス(飲み薬)オゼンピック/マンジャロ(注射)
剤形・頻度錠剤・1日1回服用ペン型注入器・週1回皮下注射
服用・投与の制約起床後空腹時、服用後30分は飲食不可曜日を決めるのみ、食事タイミングの制限なし
体重減少効果の目安14mgで平均2.6kgオゼンピック約5.3kg/マンジャロ6.8〜9.7kg
価格帯の傾向注射薬より抑えやすいリベルサスよりやや高め

上表の通り、リベルサスは注射という手技の負担がなく、費用も抑えやすい一方で、体内への吸収率が注射薬より低いぶん、体重減少効果は穏やかになる傾向があります。これは薬が劣っているというより、剤形の違いによる特性の差といえます。

また、HbA₁cを下げる効果や心血管イベントリスクを軽減する可能性も確認されていますが、この点でも注射薬の方がやや高い効果を示すとされています。

リベルサスは「注射は避けたい」「まずは負担の少ない方法から始めたい」というニーズに適した選択肢です。注射薬に比べると体重減少のペースが緩やかである点や、服用ルールの厳しさも踏まえたうえで、どこまでの効果を求めるか、どのくらいの手間なら続けられそうかを基準に検討することがおすすめです。

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オゼンピックからマンジャロへの切り替え方法と適切な用量

ここまで、それぞれの薬の特徴や向いている人について見てきましたが、実際には「まずオゼンピックを試してから、必要に応じてマンジャロへ切り替える」というケースも少なくありません。

オゼンピックからマンジャロへの切り替えを検討する場合、単に薬を置き換えるだけではなく、用量や効果の違い、副作用リスクにも注意が必要です。

この章では、主に医療現場で推奨されている切り替え時の用量設定についてご紹介していきます。

オゼンピックの用量に関わらず、マンジャロは2.5mgから開始する

オゼンピックからマンジャロへ切り替える際は、それまでのオゼンピックの使用量が0.25mg・0.5mg・1.0mgのどの段階であったかにかかわらず、マンジャロは一律で最も低い週1回2.5mgから開始します。

切り替え時の用量イメージ

状態用量
オゼンピック使用時(例)0.25mg/0.5mg/1.0mgのいずれか
マンジャロ切り替え後の開始用量一律 2.5mg

一見遠回りに思えるかもしれませんが、マンジャロはGLP-1に加えてGIPという別のホルモンにも作用するため、オゼンピックに体が慣れていても、消化器症状が新たに出やすくなります。

そのため、日本の厚生労働省最適使用推進ガイドラインおよびマンジャロの添付文書でも、2.5mgを4週間使用したうえで、4週間ごとに2.5mgずつ増量するステップアップ方式が定められています。

オゼンピックでの使用実績を「引き継ぐ」のではなく、マンジャロという薬に対して改めて体を慣らしていくと捉えるとよいでしょう。

医師の管理なしに自己判断で切り替えない

オゼンピックからマンジャロへの切り替えは、必ず医師の診察を経て行う必要があります。

両薬は作用の仕組みが異なるため、市販の情報だけを頼りに自己判断で切り替えると、副作用や低血糖のリスクを見誤るおそれがあるためです。

切り替え前に医師へ伝えておきたいこと
  1. 現在のオゼンピックの使用量と使用期間
  2. これまでに出た副作用の有無・程度
  3. インスリン製剤やSU薬などの併用状況
  4. 切り替えを希望する理由(効果が物足りない/副作用がつらい等)

とくにインスリン製剤などを併用している場合は、マンジャロへの切り替えによって低血糖のリスクが変化することがあるため、切り替え後も血糖値や体調を定期的に確認しながら、用量を調整していくフォロー体制が欠かせません。

切り替えは「薬を変える」だけでなく「治療計画を見直す」ことでもあると捉え、事前の情報共有を丁寧に行うことが、安全な移行につながります。

マンジャロ・オゼンピックの治療なら当院のオンライン診療がおすすめ

ここまで見てきたように、マンジャロとオゼンピックにはそれぞれ異なる強みがあり、どちらが向いているかは体質や重視するポイントによって変わります。

当院では、公式LINEからの予約のみで診察から処方まで完結するオンライン診療を行っており、迷った場合も診察の中で医師に相談しながら決めていただけます。

当院で処方している医療ダイエット薬一覧

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医療薬名回数料金(税込)
マンジャロ 2.5mg4本(4週分)24,046円〜25,840円
マンジャロ 5.0mg4本(4週分)38,582円〜41,460円
マンジャロ 7.5mg4本(4週分)53,094円〜57,090円
マンジャロ 10mg4本(4週分)67,620円〜72,710円
オゼンピック 2.0mg1本20,832円〜22,400円
リベルサス 3mg30錠(30日)7,344円〜9,180円
リベルサス 7mg30錠(30日)13,936円〜17,420円
リベルサス 14mg30錠(30日)20,520円〜25,650円
ルセフィ5.0mg30錠(30日)13,464円〜16,830円
フォシーガ10mg30錠(30日)13,936円〜17,420円
カナグル100mg30錠(30日)11,112円〜13,890円
メトホルミン500mg60錠(30日)4,688円〜5,860円
防風通聖散60錠(30日)5,632円〜7,040円
※通常配送料:350 円|クール便(アルコール綿、注射針 込み):2,000 円
※診察料:1,480円

※実際の処方用量やプランについては、事前の血液検査および医師の診察をもとに決定いたします。
※本治療に用いる医薬品(マンジャロ・オゼンピック・リベルサス)は、国内では「2型糖尿病」の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、「肥満治療・ダイエット目的」としては国内未承認となります。そのため、保険適用外の自由診療となります。
※【マンジャロ(有効成分チルゼパチド)】米国FDA(食品医薬品局)にて、同成分が肥満症治療薬(販売名:ゼプバウンド)として承認されています。
※【オゼンピック・リベルサス(有効成分セマグルチド)】米国FDAや欧州EMA等にて、同成分が肥満症治療薬(販売名:ウゴービ)として承認されています。
※主な副作用として、吐き気、下痢、便秘、食欲減退などの胃腸障害が報告されています。また、重大な副作用として稀に急性膵炎や低血糖のリスクがあります。

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オゼンピックとマンジャロに関するよくある質問

オゼンピックとマンジャロの違いは何ですか?

最も大きな違いは、作用するホルモンの数です。

オゼンピックはGLP-1のみに、マンジャロはGLP-1とGIPの両方に作用します。この差が、体重減少効果の強さや注射操作のしやすさにも表れています。

用量を自分で細かく調整したいか、操作のシンプルさを優先したいかも、選ぶ際の分かれ目になります。

オゼンピックとマンジャロは併用できますか?

併用は推奨されておらず、安全性・有効性も確立されていません

どちらもGLP-1の作用を持つ薬のため、同時に使うと吐き気・下痢などの消化器症状や低血糖のリスクが重なって高まるおそれがあります。効果を高めたいという理由での自己判断の併用は避け、医師の判断のもと、いずれか一方に絞って使用しましょう。

オゼンピックとマンジャロは保険適用ですか?

いずれも国内では、2型糖尿病の治療に限り公的医療保険の対象です。

保険診療となるのは、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない場合に限られ、医師の診断のもとで処方されます。

一方、肥満症やダイエットを目的とした使用は保険適用外となり、全額自己負担の自由診療となる点は、両剤に共通する注意点です。

オゼンピックやマンジャロを中断した場合、再開はできますか?

体調や事情により治療を中断した場合も、医師の指導のもとで再開すること自体は可能です。

ただし、中断期間が数週間以上に及ぶと、体が薬に慣れていない状態に戻っているため、中断前と同じ用量でそのまま再開するのではなく、低用量からの見直しが検討されるのが一般的です。

肥満症患者を対象とした試験でも、体重減少効果に違いはありますか?

本記事の「臨床効果の違い」で紹介したSURPASS-2試験は2型糖尿病患者を対象としたものですが、肥満症患者を対象とした試験でも同様の傾向が報告されています。

最新のSURMOUNT-5試験(72週間)では、チルゼパチド(マンジャロの有効成分)で平均20.2%、セマグルチド(オゼンピックの有効成分)で平均13.7%の体重減少が示されており、対象者が異なる試験同士を比較しても、チルゼパチドの方が高い体重減少効果を示す傾向は一貫しています。

ダイエットでお困りなら当院のオンライン診療まで

オゼンピックやマンジャロは、医学的に体重管理をサポートする選択肢として注目されていますが、効果や副作用には個人差があり、正しい使い方には医師の判断が欠かせません。

自己判断での使用や切り替えは思わぬリスクを伴うため、まずは専門医に相談することが大切です。

POINT

どちらを選ぶか迷ったときの判断軸

  • 効果の強さを重視する
    GIPにも作用するマンジャロの方が体重減少効果は高い傾向
  • 使用実績・情報量を重視する
    糖尿病治療薬としての歴史が長いオゼンピック
  • 注射操作の手軽さを重視する
    用量設定・空打ちが不要な一体型のマンジャロ(アテオス)
  • 自分で用量を細かく調整したい
    ダイヤル式のオゼンピック
  • 注射そのものに抵抗がある
    飲み薬のリベルサスも選択肢
  • 片方から切り替えたい
    自己判断せず、必ず医師の診察を経て低用量から再スタート

当院では、ダイエットに悩む方に向けてオンライン診療を実施しており、生活習慣や体調に合わせた治療提案が可能です。ダイエットでお悩みの方は、医師と一緒に、自分に合った無理のない方法を見つけていきましょう。

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参考文献
※医療用医薬品:オゼンピック|KEGGデータベース
※医療用医薬品:マンジャロ|KEGGデータベース
作用機序 | 基本情報・Q&A | リベルサス® TOP | MSD Connect
審議結果報告書(マンジャロ)|PMDA
最適使用推進ガイドライン チルゼパチド|厚生労働省
「マンジャロ(チルゼパチド)の作用機序は?」マンジャロ(チルゼパチド)|Lilly Medical
「マンジャロとセマグルチドを比較したSURPASS-2試験の結果は?」マンジャロ(チルゼパチド)|Lilly Medical
「インスリン併用時にマンジャロはインスリンと同タイミングで注射してよいか?」マンジャロ(チルゼパチド)|Lilly Medical
「マンジャロの投与を別の日に変更してもよいか?」マンジャロ(チルゼパチド)|Lilly Medical
マンジャロ®皮下注2.5mgアテオスに係る医薬品リスク管理計画書|日本イーライリリー株式会社
リリーのゼップバウンド(チルゼパチド)とウゴービ(セマグルチド)との直接比較試験結果|日本イーライリリー株式会社
Time to Reach Glycaemic and Body Weight Loss Thresholds with Tirzepatide in Patients with Type 2 Diabetes|PMC研究論文
Efficacy and safety of once-weekly semaglutide vs once-daily liraglutide(SUSTAIN 10)|PubMed
「セマグルチド」が心血管イベント発生リスクを26%低下|糖尿病リソースガイド
tirzepatide、強力な血糖コントロール改善と減量効果/Lancet|Care Net
オゼンピック皮下注2mgに係る医薬品リスク管理計画書|ノボノルディスク ファーマ株式会社
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オゼンピック皮下注0.25mgSDの基本情報|日経メディカル
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日本人2型糖尿病患者における新規GLP-1受容体関連薬の治療効果の違いを明らかに|横浜市立大学

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